iPad Airの故障 落下による本体変形 「くの字」

iPad Airが故障してしまったという事で修理の依頼をしていただきました。
電話でお問い合わせを頂いた際にはガラスが割れているというだけでしたので、ガラス交換だけの見積もりをさせて頂き当店まで宅配便にて送っていただきましたが、実際に本体を確認した所、本体は大きく変形し、「くの字」になっておりました。

iPadを故障させてしまう一番の要因は本体の落下によるガラス割れや液晶パネル故障になっておりますが、ほとんどが四つ角の一部が内部にめり込んでしまったりする事が多いですが、今回のように本体が大きく変形し「くの字」になってしまう場合は比較的少ないです 。

普通の考えではアップルマークの入っている背面カバーを交換すればいい話に思えますが、商標権の問題で背面カバー交換は当店ではおこなっておりません。
ですので修理という方向で進めますが、背面の変形を直すのは非常に大変であ、iPad内部にあるパーツを全て外に出してから修復に入りますので、ロジックボードやスピーカー、カメラなども全て外す必要がありますのでただの液晶ガラス交換とは訳が違います。

通常ipad Airのガラス交換のみであれば1時間もかからずに修理できておりますが、本体の「くの字」を修復し全ての作業を完了するまでに2時間前後はかかってきますので、もし当店まで持ち込みをしていただく場合は時間に余裕をもって依頼をして下さいね！

全ての作業が終了し動作チェックを行いましたが、問題がないためにiPadAirの修理は無事に完了となりました。

本体の変形「くの字」で一番注意をしなければならない部分はロジックボードの故障です。
今までの経験では本体が「くの字」に曲がっている3割程度がロジックボード故障も併発しておりますのでその場合はガラス交換だけではなくロジックボード修理が必要になってきますので非常に高額な修理料金になってしまいます。
iPadAirは新品購入時の価格が5万円前後だったと思いますので、ガラス、ロジックボードの両方が故障してしまっている場合は最悪買い替えをお勧めしております。

iPadは持ち運びをすることが非常に多いためいつ故障してしまうかわかりません。
ですので、万が一の事を考えまめにバックアップを取ることを当店はおすすめしております。

-iPad Air