iPadAirのドックコネクター交換・修理方法
iPadAirの充電ができないという事で修理の依頼がありました。
内容の限りではバッテリー故障、ドックコネクター故障のどちらかが原因に思われましたのでそれぞれでお見積もりを提示させていただきました。
今回のiPadAirの修理は宅配便での依頼方法でしたが、iPadが到着後すぐに調査に入りました。iPadAirはバッテリー自体が大容量になっており、今までの修理実績を確認してもあまり交換した記録が残っていない為にドックコネクター側が怪しいと思いそちらを検証いたしました。
色々と調査をした限りではドックコネクターが故障している事でバッテリーに電気が供給できていないの(充電ができない)が原因でした。
ですので今回の修理内容はiPAd Airのドックコネクター交換となりました。
以下でiPadAirのドックコネクター交換方法を公開しておりますので参考にしてみてくださいね。
ipad2、3などのドックコネクターはネジを外すだけで簡単に部品交換をする事ができましたが、iPadAirのドックコネクターの場合はロジックボードに半田付けされている為に簡単に交換する事ができないようになっております。
半田を使って作業をする必要がありますので個人の方で自分で直される場合は注意してくださいね。
万が一ロジックボード側のパターン(回路)を故障させてしまうと修理不可能になってしまい、データ救出もできなくなってしまいます。
以下の画像はiPadAirよりロジックボードを取り外し裏側にした状態です。
ロジックボードの左側にドックコネクターと半田付けされた箇所がありますが、この部分を取り外し新しくドックコネクターを取り付けをいたします。
ドックコネクターとは関係ない部分の基盤を痛めないように養生しながら修理をしていきます。
ドックコネクターをロジックボードより取り外す事ができました。
取り外した部分には半田の残りがありますので半田吸い取り線を使って綺麗にしていきます。
新しく用意したドックコネクターを取り付けた状態です。
簡単そうに思えますが、慣れていないと故障させてしまう為に慎重に作業をいたします。
半田で取り付けた部分にはカプトンテープを使い耐熱処理を施します。
ドックコネクターを取り付けた後はiPadAirを組み直し電源が入るか確認を行いますが、正常にバッテリーに供給されるようになりましたので今回の故障原因はドックコネクターであった事がわかります。
当社で行っているiPad修理はデータを残した修理方法を優先しておりますので、返却後は今までと同じ環境で使用ができるようになっております。
Apple Storeやお近くにある家電量販店に依頼の場合はデータを残した修理方法とはなりませんのでご注意ください。
修理にかかる納期ですが、部品の在庫がある内容であれば即日から2日程度で完了となりますのでお急ぎの方はお気軽にご相談くださいね!