iPadAir2の分解方法・修理方法を公開します。
2016/08/27
最近発売されたばかりのiPadAir2ですが、昨日新品を購入してきて、一切使用する事なくすぐに分解をいたしました。
毎回新しいiPadが出る度に、分解方法、修理方法を覚えるために行う工程なのですが、
正直なんとも言えない気持ちになりますね。。
海外のサイトではiPadAir2の分解方法が出ている所も一部ありますが、英語表記のために翻訳ツールを使いながらの作業では少し大変かな?と感じる事がありますので、日本語で分かりやすいように説明いたします。(今回の分解工程は液晶交換の場合となります。)
iPadAir2を箱から開ける所から始まり、初期設定、分解と工程がありますので参考にして下さい。
今回分解をするiPadは、iPadAir2 Wifi モデル 16GB 色:ゴールドとなります。
箱からiPadを出しただけの状態ですが、特に付属品で変わったものはなかったです。
iPadAir2も、iPadRetina、iPadAir などに使われているアダプターで充電することができました。
(電圧関係は特に確認しておりませんので、自己責任で充電して下さい。)
電源をいれましたが、いつもと変わらないりんごマークの画面ですね。
iPhone6は電源ボタンが横に変更がありましたが、iPadAir2は今までと同じで上についておりますね。
初期設定が終わり待ち受け画面が表示されましたが、Retinaディスプレイの為に液晶が相当綺麗です。
前置きが長くなりましたが、ここからがiPadAirの分解方法になります。
分解に使用する工具は色々とありますが、当店ではヒートガン、サクションカップ、ヘラをメインに使用しております。
※ヒートガンがない場合は、ドライヤーでも代用は可能です。
iPadAirの液晶ガラスは強力な両面テープで取り付けられておりますので、ヒートガン、
ドライヤーの温風を液晶ガラスの周りの白い部分を目安に当てます。
次にサクションカップを使い、液晶ガラスを外していきますが、無理に引っ張ったりすると液晶割れをしてしまいますので、液晶ガラスの浮き具合を確認しながら力を入れていきます。
熱を加えてはサクションカップで引っ張るという工程を何度も行った方が確実です。
一度に引っ張ろうとすると割れる可能性が高いです。
液晶ガラスが浮いてきたら隙間に物を挟みこむと分解がしやすいです。
当店ではピックを使用しておりますが、挟み込む物はなんでも良いと思います。
左右、上側が外れた状態です。(画像ではiPadは横向きになっております。)
下側(ホームボタン側)は指紋のタッチセンサーや、液晶ガラス、液晶パネルの配線がありますので、
最後に分解をした方が良いです。
ホームボタン側の液晶面以外は剥がすことができました。
ホームボタン側には画像のように、指紋センサーや、液晶関係の配線がありますので、
最後に分解をした方が良いです。
赤枠部分がバッテリーとロジックボードの接続部分になります。
ネジ1本ついておりますので外します。
ネジを外した後はピックやヘラなどを使用し、隙間に挟み込むようにすれば電源供給が遮断されます。
※配線を外す前に必ずバッテリー部分を外すようにしてください。
バッテリー部分を外した後は赤枠部分の保護プレートを外していきます。
この保護プレートの下には、タッチパネル、パネルの接続部分があります。
保護プレートにはネジが3本ついておりますので全て外していきます。
保護カバーを外したところ、コネクターが見えてきました。
画像ではコネクターが1つと思いますが、下にもコネクターがありますので先に上の部分を外してしまいます。
コネクターは上に持ち上げると外れます。
先ほどのコネクターを外した上からの写真です。
この赤枠部分の中にコネクターが2つありますので全て外してしまいます。
液晶関係の全てのコネクターを外すことができました。
液晶側とロジックボード側で分離させることができました。
iPadAir2の画面の分解を終えてわかった事ですが、今までのipadは液晶ガラス(タッチパネル)と、パネルに分かれておりましたが、iPadAir2の画面は一体になっておりました。
現時点ではiPadAir2の部品の出回りがないために、全ての修理代金がいくら位になるかは不明です。
今までのiPadの液晶修理の場合は、個別に液晶交換ができていたので修理代金は比較的安かったと思いますが、iPadAir2の液晶故障の場合は、まるごと液晶の交換になる為に高額になることが予想できますね。